
当社では、アメリカのバリアーニオリーブオイルだけでなく、スペインのスエルテ アルタのオリーブオイルも輸入しています。
今回は、そのスエルテ アルタの農園主であるマヌエル侯爵の先見性と設計哲学についてのお話です。
スエルテ アルタのオリーブオイルの製品名は、ピクアルとクパージュといい、それぞれのオイルに使われているオリーブ品種は、以下のようになっています。
ピクアル:ピクアル単一種で若木
クパージュ:ピクアル種、ピクード種、オヒブランカ種の三種で最古が1924年の古木
ワインと同様に古木になるほど味わいが複雑になるとされています。
ピクアル製品に使われるオリーブの木の間隔は広く取られ、7メートルあけられています。
クパージュ製品用オリーブの木の間隔は、さらに広く13メートルあけられています。
その理由は2つです。
1.根が深く生え、オリーブ同士で水を奪い合ってストレスにならないようにすること
2.収穫時に使われるトラクターが迅速に農園内を移動できるようにすること
そのトラクターは2005年時点でスペインで使われているトラクターでは最大サイズで、非常に大きいものです。
収穫時に迅速にというのは、オリーブオイルの鮮度は果実摘み取り後に如何に早く搾油するかにかかっているためであり、新鮮な味わいを作り出すために、
農園ができる当初からこのようなコンセプトが有ったということです。
初めてこの話を聞いた時、もはやこれは、設計哲学どころか「設計思想」とでも言うべきであるほど、深く壮大なものだと非常に驚きました。
この話を知った他の農園が真似をしようにも、オリーブの木が既に植えられているならば今さら植え替えることは不可能ですし、そもそも広い農園でなければできないことです。
改めて、スエルテ アルタ農園には非常に優れた点が多々有ることを認識しました。
スエルテ アルタの新ものオリーブオイルは、6月下旬に入荷予定です。
現在、5%引きのご予約価格としてご予約受付をしております。
250mlはまとめ買いお値引き無し、500mlはまとめ買いお値引き有り、となっております。
ご予約はこちらからお願い致します。
スエルテ アルタ オリーブオイル