バリアーニファミリーと佐藤格

バリアーニとの出会い

出会った頃のバリアーニ家エマニュエル氏今でこそ、本国アメリカは勿論、日本でも大変な人気を誇るバリアーニ オリーブオイルですが、当社社長である佐藤格(いたる)との出会いは20年以上前に溯ります。

1998年のある日、サンフランシスコの市庁舎横のファーマフーズマーケットで、一人の若い男性が淋しそうに何かを売っていました。

近寄ってみると、売っていたのはオリーブオイルでした。「立派な遮光瓶に入っているところを見ると、高級なものに違いない。美味しかったら買おう。」と思い、尋ねました。

「そのオイルをテイスティングさせてもらえませんか?」

男性は満面の笑みで「どうぞ!」と答え、受け取って口に含みました。

そのオリーブオイルは、驚くほどの辛味と苦味があり、草のような香りや、ハーブのようなアロマも感じます。 さらに、辛味や苦味の奥に、かなり濃いうま味が有りました。しばらく味わってから飲み込むと、喉にピリピリとした刺激が続きます。

「とても新鮮なオイルだし、うま味が濃くて美味しい!」と伝えると、男性の顔がぱっと明るくなり、「あなたはどうしてオリーブオイルのテイスティング方法を知っているんですか?」と聞いてきました。

「オリーブオイルが好きだからね」と答えると、「遂にわかってくれる人が現れた!」と言いながら興奮気味に握手を求められました。この男性こそ、アメリカのオリーブオイルメーカー、バリアーニの社長となるエマニュエル氏だったのです。

佐藤格は、当時、サンフランシスコのリッツ・カールトンホテルの現地法人のオーナー会社で副社長をしていました。「私は日本人で、あのホテルを売却したらあなたのオリーブオイルを輸入する会社を作って、必ず買い付けに来る、覚えておいてくれ」と言い、一瓶購入し、固い約束を交わして別れました。

ビジネスを開始した当初、佐藤格とバリアーニ家のアンジェロ氏1年後、かくしてファーマフーズマーケットでエマニュエルと再会することができました。そして、夜はバリアーニ家全員とレストランでの食事会となり、この事業にかける意気込み、オリーブオイルに対する理解が試されました。

そして、遂に最初のオリーブオイルの買い付けを許されたのでした。このオイルは、黒い完熟果実を搾っており、キッチンのレギュラー選手にという願いが込められてレギュラーオイルと名づけられ、白いラベルが貼られていました。

一方、当時まだバリアーニ家が商品化していないオイルもあることがわかりました。レギュラーオイルに天然の酸化防止剤として加える目的で作られていたグリーンオイルです。しかし、貴重なオイルであるため、その場では了解は得られませんでした。

グリーンオイルは、英語では「Early Harvest」、つまり完熟前の緑の果実を早摘みして搾ったものです。バリアーニ家の母国イタリアでは、このグリーンオイルの収率(単位果実量あたりの搾油効率)が低いことから一族で分けるだけしか作らず 、その味は地主しか味わえないものでした。それを製品化してしまったら、レギュラーオイルに入れるグリーンオイルが不足する可能性もあるため、レギュラーオイルの製造量を確保できなくなる可能性がありました。

そのため、バリアーニ家にとっても非常に重要な決断であったのです。

翌朝、佐藤格の情熱と熱意を評価したバリアーニ家は、遂にグリーンオイルを特注製造する約束をしてくれたのでした。

こうして製品化してもらったグリーンオイルは、その翌年から輸入できるようになりました。以来、当社では毎年バリアーニ家が作るこの2種類のオリーブオイルを直輸入しています。

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